相談はお早めに!
病気の治療と同じで、トラブルの内容によっては後になればなるほど解決が難しくなることがあります。また、破産申立をしようとする際にサラ金から返済のためさらにお金を借りたりすると、破産が難しくなるなど、「やってはならない」ことをしてしまう危険性もあります。
これは問題かも・・と思ったら、早めに弁護士会の相談窓口を訪ねてください。
相談するときは予約を!
弁護士・弁護士会では、なるべく早期に相談に対応しようと努力しておりますが、それでも予約なしで来所されると、やむを得ずお帰りいただがざるをえないこともあります。
ご相談の際は、弁護士会や各種窓口、又は各事務所に事前にご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
資料はなるべく多めに
弁護士は事案について白紙の状態で皆様のお話を聞くことになります。したがって、お話の内容がどこまで事実なのかその場で判断できず「仮にこうだったら・・」という形での回答になってしまうこともしばしばあります。
より具体的なアドバイスを受けられるよう、客観的な資料・書類はなるべく多めにお持ち下さい。
特に、
・ 契約書、念書等の合意を記載した文書
・ お金のやりとりがあれば領収書、請求書など
・ 土地関係の争いであれば登記簿謄本(全部事項証明
・ 相続問題であれば遺言
・ 交通事故であれば事故証明、後遺障害認定等の文書
等については、お持ち頂ければ相談がスムーズに進みます。
感情・意見よりも事実を
弁護士との相談時間は、大抵は30分と短いことが多いです。紛争になったトラブルにおいてはお互いに感情的になっていることも多いのですが、真の問題点は感情的になった原因となる「事実」の側に潜んでいることが多いです。
弁護士と会ったら、感情的な意見を言う前にまずは経緯をお話しいただくと、相談時間内に有効なアドバイスを行いやすくなります。
時には譲歩も
なお、相談内容によっては、相手方の言い分をある程度聞いて、「一歩譲る」ことで、かえって相談者の利益となることもあります。100点満点の解決だけがトラブルの唯一の解決策とは限りません。